観劇してきました!
巷で少し騒ぎのあった「結婚の条件」公演。
タイトルだけを見ると、何ともまぁ悍ましい!
映画やドラマ、エッセイなど同じタイトルで様々あるようですが、それだけ未婚の人たちには関心のあるテーマなんですよね。
今回の脚本は現代社会の現実問題を、近未来に舞台を設定して我々に問いかける、社会派痛快コメディでした。
結婚の条件とは、相手に求める条件ではなく、結婚したいと思っている人自身に結婚する資格が必要という設定。
アベノミクスの「新三本の矢」の実現のために、近未来に政府が打ち出すのが「婚姻免許法」というわけ。
何ともナンセンスで面白い。
確かに、単身者の多い現代。
「希望を生み出す強い経済」とは言っても、格差ばかりが目立ち、給料は上がらない。
希望なんて持てない。
「夢をつむぐ子育て支援」とは言っても、保育園にも入れず、子供の貧困率は高いまま。
夢をつむぐなんて夢のまた夢。
「安心につながる社会保障」とは言っても、将来受け取る年金の財政不足に、親の介護がのしかかる。
もう不安だらけ。
そんな声が聞こえてきそうな現代。
でもそんな世知辛い世の中でも、心まで貧しくなってしまっては人生もったいない。
お金も無いよりはあった方がいいけれど、有るから幸せとは限らない。
子育ても大変だけど、苦労しただけ自分も育つ。
後に振り返ってみれば、子育て出来た幸せを必ず感じる。
将来の年金生活も、取り敢えずは健康第一。
心身ともに健康であれば、それは幸せ。
目の前にあるはずの幸せを幸せと感じる心のゆとりが、幸運をもたらすのではないでしょうか。
全てをひとりで抱え込むのは難しいけれど、心を許せるひとと一緒なら乗り越えられるものだと思います。
家族ってありがたい。
両親が居るから、自分がいる。
パートナーが居るから、安らげる。
子どもが居るから、頑張れる。
政府に期待できないなら、必ず投票に行こう。
自分の人生は、自分で切り開こう。
そして、大切な運命のパートナーを、見つけに行こう!